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Web デベロッパーとして 2022 年に使った技術スタック

今年も振り返ります。昨年とはうって変わって「三年ぶり」尽くしな一年間を振り返ります。

By jiyuujin at

#Review

2022 年最後のポスト。

一昨昨年や一昨年、昨年の記事と比較・参照していただればと幸いです。

また、先週の PWA Night 46 (年内最後) に今年 OSS プロダクトで取り組んだ Web 体験向上 tips について、語る機会 (10 min.) をいただきました。

https://www.figma.com/proto/12yGlG2LfcrkJ3eWDot0vj/Slides?node-id=13%3A279&starting-point-node-id=13%3A279

立場

前半・後半ともにサーバサイドへ触れながらも、フロントエンド全般について、サービス開発エンジニアとしてプロダクト (EventIn) の成長に関わらせていただきました。

昨年より、腰を据えて React/WebSocket/AWS を使用しているサービスの改善に努められている点は大きいと考えています。

今年も個人のプロダクトのみならず、OSS への関与を強めています。

また、個人のプロダクトとして 2018 年より Nuxt 製の技術ブログがありましたが、最近 (秋口にかけ) Deno 製の技術ブログにリプレースしています。

before after
Nuxt × Contentful × AWS ECS / Fargate Deno × Deno Deploy

こちらのリプレースについて、来年 2023 年早々というタイミングで、共有できればと考えています。

そうした前提の下で一年間の KPT、利用した技術一覧を見ていきます。

Keep : 良かったこと / 今後も続けたいこと

Problem : 上手く行かなかったこと

  • 比較的モダンな技術スタックを使っていてもなお、もっとできることがあるよねと考えさせられた
  • ミートアップという名目のイベント開催が停滞していた
    • Flutter 日本ユーザーグループ主催のミートアップを開催していなかった
    • 昨年より引き続き PWA Night を始めとした各種コミュニティの運営に支障を来たした

今年は、より小規模なチームの下、プロジェクトを進めました。実際そうした場では、これまでと違いモブプロ・モブワークの取組をはじめ、スクラムらしいプロジェクトの進め方を実践しています。

比較的、自身の考えるところを独断 (と偏見) で追加してきた昨年とは大きく違って、大変設計を考えさせられる比重 (時間) が大きいと感じました。

安定稼働はもちろん、それと並行していかに、機能開発とその精度を高められるか求めていることを実感しました。

一方、技術コミュニティの面では具体的に PWA Night や VS Code Meetup など、実質的に参画の難しかった技術コミュニティが存在しました。

来年以降運営を下りる可能性も、引き続き視野に入れさせていただきます。

利用した技術の一覧

今年の主軸も TypeScript/React の辺りとなりましたが、最近 Rust の学習を始めています。

実際 Rust の学習では、ちょっとした CLI の製作より触れ始め、簡易的な API サーバを構築したりと Rust 力を研鑽しています。

また、開発フローの改善やモブプロの推進を始め、プロジェクトメンバーの意思統一や設計の認識合わせに努めています。

今年、生じた課題は

技術の深堀りに焦点を合わせて書かせていただいた一昨年、昨年の振り返りとは趣向を変えて、今年は課題に焦点を合わせて書かせていただいた。

リニューアル開発、という名の UX/DX 改善の推進に向けて、プロジェクト内で啓蒙・推進しました。

そのベースのひとつとも言えるガイドラインの策定は目下進行中となります。

以降、外部公開 (を見据えつつ) 積極的に共有・発信する機会をいただければ幸いです。

また、昨年の Problem を改善・払拭できたことも、今年の足しになったのではと考えています。

  • Flutter ハンズオンで自身の満足がいく運営の下進められなかった
  • 下半期は PWA Night を始めとした各種コミュニティの運営に支障を来たした

各種ハンズオンの進め方

今年は、講師として LINE Developers のハンズオンを、また企画・設計として Flutter 日本ユーザーグループ (Flutter Japan User Group)、並びに FlutterKaigi 2022 のハンズオンを実施しました。

昨年と違う点は 2 点あります。

  • リアルタイムに開催した
  • ドキュメントを執筆した

LINE Developers のハンズオンでは、配信プラットフォーム shilas を使用しました。ちなみに、この shilas ではフロントエンドに Vue.js を、配信用 SDK に Agora を採用しているようです。

Flutter 日本ユーザーグループや FlutterKaigi のハンズオンでは、共に Zoom を使用しました。

また、LINE Developers や Flutter 日本ユーザーグループのハンズオンでは Zenn book を、FlutterKaigi のハンズオンでは VitePressNetlify へホスティングする形で遺しています。

それぞれのアーカイヴ動画については YouTube へアップしています、こちらも合わせてご確認いただきたい。

FlutterKaigi 2021 では事前収録の下、ドキュメントに遺すことを行わなかったが、この類のワークショップを開催するにあたってそれは望ましくないと考えました。

こうして段階を踏んでしっかりと学びを得ようとする姿勢は、執筆したいという意気込みに繋がります。

各種コミュニティの運営

FlutterKaigi では、各個人の責務を明確化したことで、参加と不参加の境界線を明確にすることを心がけました。

もちろん、こちらの対応でコミュニティの負荷軽減が完全に行われたという訳ではないものの FlutterKaigi を始め、他コミュニティにもそうした権限移譲をより一層進めていければと考えています。

また、運営スタッフとの繋がりや近況の報告会を重視するため、オフ会の励行に努めました。

こちらは FlutterKaigi 忘年会の様子になります。

この取り組み自体が結構、体験が良いものとなっているため、来年以降も継続したいと考えています。

そんなこんなで、以後コミュニティを高みに持っていきたいと考えています。

最後に

来年以降、フロントエンド技術に限らずインフラサイドへの知見を深めることはもちろん、今年以上に OSS への関与を増やすことを目標のひとつに掲げたい。