この記事は jiyuujin Advent Calendar 2023 の 23 日目の記事になります。
今年も 2 つの大きな技術カンファレンスを裏で支援していました。
そのうちのひとつ FlutterKaigi について書きます。
権限移譲に挑戦の 2023 年だった
まずは、これまでのふりかえり (3 年間) を下に示してみます。
なんといっても、開催 3 年目にして念願叶ってのオフライン開催を果たしました。
また一昨年、昨年と違い、個人としては FlutterKaigi ウェブサイト並びにカンファレンスアプリへのコントリビュートは、あまり入れなかったのはひとつの気がかりに考えています。
そんな中、提起してきたトピックは、下に示すものがあります。
- Flutter カンファレンス FlutterKaigi 2023 のオーガナイズとそのスケール
- 2022 年の取組以上の厳密な「チーム分科会」の取組を徹底
私自身今年も、現地で FlutterKaigi 運営の様子を見守りました。
実際、今年も FlutterKaigi の運営に携わるスタッフは、拡大傾向にありました。一昨年 2021 年に携わったスタッフ 13 名、続いて昨年 2022 年に携わったスタッフ 23 名いらっしゃったところ、今年 2023 年携わったスタッフ一覧は、計 31 名となりました。
初めてのオフライン開催とのことで当日ボランティアも検討させていただいたものの、こちら今回は実施しない方針をとりました。
ですが、今回会場を提供いただいた株式会社ナビタイムジャパン様より数名ほどお手伝いいただいており、来年の会場次第にはなりますが当日ボランティアも検討する価値があるのではと考えています。
とはいえ率直に意欲あるスタッフ、株式会社ナビタイムジャパンよりお手伝いいただいた皆さまには、たいへん感謝申し上げる次第でございます。
数字で見る FlutterKaigi 2023
今年 FlutterKaigi 2023 のウェブサイトでも、新たに Google アナリティクス 4 を導入しています。
10 月 03 日 (火) から 11 月 22 日 (火) までのデータを計測しました。
- 訪問者数 4082 名
- 閲覧回数について
page_view
というイベント名を観測したところ 18000 回 - スクロール回数について
scroll
というイベント名を観測したところ 8726 回
それ以外の具体的な数字については、FlutterKaigi 公式の開催報告をご確認いただければ。
- YouTube 配信情報
- Pass Market 事前登録チケット申込(販売)、参加者数
- オンライン参加表明
- アンケート
- FlutterKaigi 2023 ウェブサイト閲覧件数
- FlutterKaigi 2023 公式アプリインストール情報
2023 年 FlutterKaigi 運営を通しての苦労
今年のふりかえりでは、最近の Flutter 技術動向ではなく、FlutterKaigi 運営としての苦労にも触れていきたい。
一昨年、昨年同様、私の方で大まかにスケジュールを作成、先導させていただきました。
ちなみに今年は下のように進めています。
ちなみに GitHub の markdown で、こうしたガントチャートを mermaid 記法で書けるようなっており、簡単にそれらを確認できる都合上たいへんお世話になったものでございます。
もちろん全て MUST に位置付けているわけではありませんが、せめてチケット購入開始のタイミングを 2 か月前に設定したのは、意図があっての考えでそう設定させていただきました。
そして相変わらず、代表の kikuchy 氏への依存度が高いまま、とりわけ彼に対する決裁・最終判断の権限について言及させていただくと 100% 依存してしまっていました。
と言いますのも、スタッフ MTG のキックオフをはじめとした動き出しが全体的に遅いことが挙げられ、オフライン開催を進めるにあたって結構時間がタイトになる場面が、多く存在してしまっていたような気がしています。
昨年も、そうした課題感を抱いていたものの、オンライン開催だったお陰もあってかそこまで表面化していませんでした。
セッション動画のプレミア配信期間中に、音声が出ないトラブルがございました。
(お詫びのポスト)
こちら改めてお詫び申し上げますが正直、原因としては確認漏れという至ってシンプルな理由になります。
権限周りの言語化含めた組織化をきっちり進められていれば防げた内容だっただけに、ひじょうに勿体無い事象と思わざるを得ません。
来年以降の課題としてもっと、分科会に対する権限を強く持たせると同時に、プロジェクトマネジメントについては学ばなければいけないことを痛感させられました。
改善だけではなく、評価して欲しい (来年以降も推進したい) ポイントがあります。
- 積極的な広報活動
- 本格的にノベルティ展開
積極的な広報活動
Medium を利用した広報活動について、執筆いただける方を挙手制にしました。
2023 年の投稿件数 12 件、正直多いやら少ないなどと捉えられてしまう数値に見えますが、昨年の投稿件数が 4 件だったことを踏まえると格段に向上していることが分かります。昨年をはじめ、今年初期の頃は私自身が書かせていただいたものの、途中より権限移譲を積極的に進めました。
結果として、意欲ある 8 名の方々にも書いてもらうことができ (その中には代表の kikuchy さんも入っていたりしますが) 皆で回すといったことが上手く機能していたように考えています。
来年の課題としては、FlutterKaigi が年一のカンファレンスだけの存在になってしまっており、そうしたブランディング戦略を早急に見直したいと考えています。
本格的にノベルティ展開
一昨年、昨年とオンライン形式を主に開催してまいりましたので、一般参加者に対してノベルティ (FlutterKaigi としてのノベルティ、スポンサー企業のノベルティともに) を展開したのは今回が初めてとなります。
ノベルティ展開でも全体的にスケジュール感が後倒しとなってしまいましたが、結果的に全て on time で間に合いスタッフ一同、安堵とともに改めて感謝申し上げる次第でございます。
ノベルティについては、分科会を率いていただいた方より、ふりかえりの記事を書いていただいており、こちらもご確認いただければ。
(個人 Qiita)
- ノベルティ (一式)
- マグカップ
- トートバッグ
- クリアホルダー
- ネームカード
- 会場案内 (一式)
- FlutterKaigi 公式ウェブサイト
また、ノベルティ展開の前提として、絵を描いていただけるデザイナーの存在がいてくれたことがひじょうに大きく、改めて感謝を申し上げます。
担当のデザイナー氏にも、公式 medium よりデザインコンセプトの詳細を、書いていただきました。
(公式 Medium)
途中、デザイナー氏が諸事情により抜けられた期間もありましたが、その部分についても私を含め上記デザインを踏襲させられるようなものを作らせていただきました。
もし、来年 FlutterKaigi 2024 のデザインを描いてみたいという方がいらっしゃれば、ご気軽に (DM など) お声がけください。
おそらく、来年初め辺りにも公式 medium より、書かせていただくことになると考えておりますが。
最後に
Flutter コミュニティに限らず、来年 2024 年も「挑戦」の姿勢を忘れること無く、コミュニティの運営を邁進していければ幸いです。